武家屋敷安間家史料館ブログ

丹波篠山の観光名所、人気観光スポット、市指定文化財の武家屋敷安間家史料館です。安間家史料館は天保元年(1830)以降に建てられたで、平成6年10月から翌年3月にかけて全面的な改修を行い、史料館として一般に公開した武家屋敷です。江戸時代、篠山城の外堀の周縁に身分によって武家屋敷が配置されていました。通称「御徒士町」と呼ばれる武家屋敷群の一角にある標準的な茅葺の徒士住宅で、安間家に伝来の古文書や日常に用いられた食器類や家具をはじめ、当時の武家の暮らしを伝えています。

2012年10月

無料開放日のお知らせ

平成24年11月3日(土) 文化の日は、すべての来館者を対象に、無料でご入館いただけます。

【当日無料で入館できる施設】
   ・篠山城大書院
   ・篠山市立青山歴史村
   ・篠山市立武家屋敷安間家史料館
   ・篠山市立歴史美術館(※特別展開催中!)            以上4施設

皆様のご来館をお待ちしております。

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(武家屋敷安間家史料館スタッフ)

いよいよ秋も深まって来ました。
篠山では毎朝、風物詩ともいえる「丹波霧」が、辺り一面を真っ白に包み込んでいます。
霧が濃く出る日は、晴れになる予兆。
今日も気持ちのいい秋晴れで、日差しもあたたかく、散策にはもってこいのお天気となりました。
 
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秋を感じる物のひとつ、安間家史料館の中庭のススキです。
お月見の絵などによく描かれ、野辺でもよくみられることからなじみ深いススキですが、冬に刈り取った後、翌年も同じ株からまた新しい葉が伸びてくるので、古くから茅葺屋根の茅として使われていました。
また、薄い金色をした穂が動物の尾に見えることから、尾花(おばな)という別名があります。
 
「幽霊(化け物)の 正体見たり 枯れ尾花」 ということわざががあります。「お化けだと思って驚いたけれど、よく見ればそれは枯れたススキだった」…、気味悪く思ったけれど正体を知れば何のことはなかった、というような意味だそうです。
確かに、薄暗い秋の夕暮れの中でゆらゆら揺れるススキをみると、ドキッとしてしまうかもしれませんね…。
 
(武家屋敷安間家史料館スタッフ)
 

10月に入り早や一週間が過ぎる今日この頃。
篠山の城下町では、秋の味覚が主役の「丹波篠山味まつり」が大賑わいです。
(丹波篠山味まつりHP: http://tourism.sasayama.jp/ajimatsuri/ )
 
そんな会場からちょっと離れて、ここ安間家史料館。
いつもとおなじ、のんびりゆったりとした空気の中で時間が過ぎていきます。
 
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水琴窟のそばに咲いたシュウメイギク。
このお花が咲くと、「ああ、秋が来たな…」としみじみ感じます。
楚々とした花の様子とマツムシやコオロギの鳴き声とが相まって、穏やかな季節に心が和みます。
 
(安間家史料館スタッフ)

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